ビットコインを安全に保管する方法とは
ビットコインなどの仮想通貨は、実際に手に取ることができる通貨ではなく、あくまでもデータとして存在するものです。
現金の場合は自宅の金庫に、預貯金は銀行口座で安全に保管できます。
では、ビットコインなどの仮想通貨はデータとしてどのように保管するべきだと思いますか?
【ビットコイン盗難 76億円分か】仮想通貨のマイニングプールサイト「NiceHash」が保管していたユーザーのビットコインが盗まれたと同社が発表。被害額は76億円相当とみられる。 https://t.co/9MFHBvMeSu
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2017年12月7日
せっかく購入したビットコインが盗難被害に遭うだなんて…被害に遭ったユーザーは本当にお気の毒ですが、決して他人事ではありません。
この事例のように、ビットコインなどの仮想通貨は盗難被害に遭うリスクがゼロではないため、安全性の高い方法で保管しておくことが大切です。
大事な資産でもある仮想通貨を安全に保管する方法を詳しく紹介します。
ビットコインを保管する様々な「ウォレット」
ビットコインを保管するためには「ウォレット」と呼ばれる保管場所を活用します。
ウォレットはいくつかの種類があるので、安全性の高さや使い勝手の良さを考慮しながら検討してください。
仮想通貨取引所に保管
ビットコインの売買を行い、そのまま仮想通貨取引所に保管しておく人も多いですが、先ほど紹介したようにハッキングなどの影響で盗難被害に遭うリスクは決してゼロではありません。
そこで一部の仮想通貨取引所では、ユーザーに安心して取引できる環境を作るために盗難補償サービスを提供しているところがあります。
ビットフライヤー
ビットフライヤーでは二段階認証などのセキュリティ対策を実施しているだけでなく、2種類の損害保険を国内の損害保険会社と契約して用意しています。
本規約の定めに合致する場合で二段階認証登録ユーザーから当社に申し出があった場合は、本規約の範囲内で盗取されたアカウント登録メールアドレス(以下「メールアドレス」といいます。)・パスワード等を用いて行われた補償対象者のアカウントより銀行口座へ日本円の不正振込み(以下「不正な日本円出金」といいます。)による被害額を補償します。この被害額には不正払戻し等の額に相当する金額のほか、これに付随する手数料額を含めるものとします。
メールアドレス・パスワード等の盗取による不正な日本円出金に伴う損害補てん規約
サイバー攻撃等によって発生したビットコインの盗難、消失等に対する損害賠償のほか、事故対応に必要となる各種対策費用(見舞金費用・コンサルティング費用・原因調査費用・被害拡大防止費用など)まで補償します。
初心者におすすめ度
仮想通貨取引所を選ぶ際にはビットフライヤーやコインチェックのようにセキュリティ対策に力を入れていて、補償体制も整っている所がおすすめです。仮想通貨取引所に任せっぱなしにするだけでなく、リスク分散のために他の保管方法も考えましょう。
パソコンで保管
パソコンにソフトウェアをインストールして管理する方法です。対応ソフトは色々ありますが、有名なのは「ビットコイン・コア」です。
ただし、インストールに時間がかかってしまったり設定が難しい面もあるため初心者には難しいかもしれません。
また、インターネットに繋がっていないオフライン状態であれば安全に管理できると言えますが、オンライン状態であればハッキング被害やウィルス感染のリスクやパソコンが壊れてしまった時に保管していたビットコインが引き出せない状態になることも考えられます。
初心者におすすめ度
優先順位としては低めです。リスク分散として複数のセキュリティ対策を考えるのであれば、オフライン環境で使うことをおすすめします。
インターネット上のウォレットサービスに保管
インターネットが繋がっている場所ならいつでもどこでもアクセスできるという点ではとても便利なのがインターネット上のウォレットサービスです。有名なのは「BLOCKCHAIN」です。
利便性の良さは大きなメリットといえますが、インターネット上のウォレットという特性上、トラブルが少なくないためあまりおすすめできる保管方法ではありません。
初心者におすすめ度
多額のビットコインを保管するのはやめておきましょう。利便性の良さだけを考慮して必要最低限のビットコインだけ保管するのは良いかもしれません。
紙に保管
ビットコインの保管データを紙に印刷して保管しておくという方法もあります。
先ほど紹介したBLOCKCHAINでも利用できる方法ですが、ビットコインアドレスと秘密鍵のデータをQRコード化したものを印刷する方法になります。
インターネット上にデータを保管しないという点では安全性が高いと言えるかもしれませんが、QRコード作成時点で既にウィルス感染していたりハッキングされていたとすれば、そのままデータが盗まれてしまうことも考えられます。また、印刷した紙を紛失するとビットコインデータがわからなくなる可能性もあります。
初心者におすすめ度
印刷した紙を厳重に管理しなければいけないこと、データを盗まれる可能性がゼロではないことを考えると確実に安全性が高いとは言い切れない面もあります。
ハードウェアに保管
仮想通貨の最も安全性の高い保管方法としておすすめなのが、専用のハードウェアに保管する方法です。
- オフライン環境で保管できる
- 長期間安全に保管可能
- パソコンやスマホに接続するだけで利用可能
- 初心者でも簡単に取り扱えるものが多い
このようなメリットがあり、ビットコインを安全に保管・使用できます。ビットコイン用のハードウェアウォレットは複数の種類が市販されていますが、使い勝手の良さやセキュリティ面など総合的に判断しておすすめできるのが、「Ledger Nano(レジャーナノ)」です。
レジャーナノS
レジャーシリーズの最新モデルで、ビットコイン以外にイーサリアムにも対応しているのが特徴です。
簡単に承認作業ができるようになったので初心者でも簡単に取り扱えます。
>>レジャーナノS<<
レジャーナノDuo
レジャーナノが2本入っており、それぞれ共通のアカウントで利用できます。
二人で共有したいという場合や、バックアップ用として保管しておきたい場合に重宝します。安全性を更に高めたい場合は2本セットをおすすめします。